Tanga Table



どうも、榊原です。

北九州小倉に来て、10日程たちました。 

前のブログにも書きましたが、私はTanga Tableというゲストハウスで働いています(生活しています)。

早速初回の投稿から時間が空いてしまいましたが、Tanga Tableってどんなところなのか、そして約10日間自分が働いて感じたことを書いてみようかと思います。

 

Tanga Tableについて

 

はじまりは、2014年3月に行われた第6回リノベーションスクール北九州。元々学習塾として使われていたビルの4階部分の空きスペースを、ゲストハウス兼ダイニングにリノベーションさせた場、それがTanga Tableです。

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ホラヤビルの4階にTanga Tableがあります。

なんと、ここはリノベーションスクール開催後の1年半後の2015年9月に、様々な人の関わりのもとオープンを迎えるという驚異的なスピードで誕生しました。

 

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オシャレなダイニングバー

 

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シモンズという高級マットレスを使用。おかげで毎朝、早起きができない。

 

徒歩1分の距離には、旦過市場という市民の台所があり、新鮮な野菜、魚、惣菜等が低価格で売られています。Tanga Tableのダイニングでは、毎日旦過市場で食材を仕入れて、調理された料理を提供しています。さらに、ゲストは旦過市場等で調達してきた食材を24時間使用可能の共用キッチンで調理することができるのです。また、周囲には朝の4時まで営業しているとんこつラーメンの屋台や、深夜まで営業しているフルーツジュース屋さんなど、個性的なお店が軒を連ねています。

 

 

Tanga Tableに来るお客さんの半数以上は外国人、特に韓国からのゲストです。その理由の一つは韓国の格安航空会社ジンエアーが北九州空港福岡空港に安い時期は往復1万円以内で運航していることです。さらに、釜山―博多港、下関間のフェリー便が北九州への韓国人旅行客を増やしています。

 

 

Tanga Tableで働いて感じたこと

 

 

 皆さんは、「ゲストハウス」と聞くとどんなイメージが湧くでしょうか?

 

安く、気軽に泊まれる宿。

国内外から来たバックパッカーたちと話に花を咲かせながら、楽しい夜を過ごすことができる宿。

スタッフがまちの美味しいお店や個性的なお店を案内してくれる所。 

 

 などでしょうか。

 

ぼくは、働く前に

 

「ゲストハウスを作ったら、国内外から来た旅行者と触れ合い、刺激を受けながら楽しい生活ができそう」

 

と単純に思っていました。

 

しかし、10日ほど働いてみて、それだけではないということが分かりました。 

それは、裏方の仕事の大変さとゲストに対する細かな心遣いの多さです

 

 

ゲストハウスの業務は大きく2つに分けられます。

 

清掃と、チェックイン対応です。

 

働いてみて分かったことは、清掃業務が結構大変だということ。特に、チェックアウトが多い週末は朝からのベットメイキング、シーツの仕分け、水回りの掃除などやることが多々あります。しかも、Tanga Tableはワンフロアといえ180坪、67ベットがあり、それに加え、5つのシャワールーム、トイレ等とても清掃範囲が広いです。

 

地味に見える仕事ですが、

ゲストと触れ合い楽しい日々を過ごすだけではなく、ゲストが安心して清潔に暮らす環境づくりが必須なのです。

 

そのため、ゲストハウスをやるためには健康な体は欠かせません。

 

 また、一緒に働かせてもらっているスタッフをみて感じたことがあります。

それは、

 

常に動いている。

 

頭も、体もです。 

 

ゲストの方はどこから来たのか

何のために来たのか

何か困っていることはないか

楽しんでいるか

小倉でどんな時間を過ごしたのか

仕事内容を効率化するためにはどうすればいいか

 

 

などなど、機会があればゲストに話しかけ、コミュニケーションをとっている。同時に常にゲストを観察し、頭を働かせながらアクションを起こしています。

 

ゲストハウスはただの宿業ではない。

 

ゲストひとりひとりに応じた細かな気遣いをして、安心した楽しい時間を提供することが、ゲストの満足度につながる。そう思いました。

 

そして、コミュニケーションの交錯を生み出すのがスタッフの役割だと思います。

 

そのコミュニケーションに必要なものは、情報です。

最近思うのが、知っているか、知らないかはとても大きな差があるということ。

 

ゲストに対するオススメの晩御飯屋さんの紹介、観光案内、英語・韓国語などの言語コミュニケーション等、全てにおいて必要なものは「情報」です。

 

それに気づかせてくれたのがTanga Tableの番頭を務めている西方さん。

 

西方さん曰く、「お客さんも歩く情報だと思え」。

 

 

ちょっと話はずれるのですが、僕はキングコング西野亮廣さんが好きです。彼の著書、革命のファンファーレで「努力とは、情報収集とのこと。自らを成長させるには圧倒的努力(=情報収集)に尽きる」と述べています。

 

ゲストが求めているものに常に敏感になり、情報収集を怠らないことがサービス向上(具体的には「来てよかった」という満足度)につながり、リピーターや口コミの広がりにつながっていくのではないかと思っています。

 

その他にも、裏事情や事業計画の立て方、考え方など貴重な情報をたくさん頂きながら面倒を見てもらってます。とてもありがたいです。

 

こんな感じでなんとか北九州で生きています。

 

 

まだまだ、分からないことだらけなのでこれからも精進していきます!

 

 

ではまた。