【ゲストハウス修行終了】ぼくがゲストハウスの修行に一か月間行ってみて、「今」思う3つのこと

 

突然ですが、当初2月初旬まで修行する予定だった、TangaTableの修業期間を早めまして、12月8日をもって最後となりました。

 

 

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最終日に、カラフルなカウンターで番頭の西方さんと、常連のお客さんの清水さんとパシャリ。

 

 

 

修業期間を早めた理由は2つ

 

●大まかな動き方(仕事内容、事業計画の立て方、ターゲットの立て方とアプローチ等)を学ぶことが出来たから

 

●後は自分ができることをやるだけだと思ったから

 

です。

 

修業期間は、きりを良くしたかったので、一か月間にしました。

(ゲストハウスTangaTable修業期間:2017年11月9日~12月8日)

 

 

前回のブログで、次回は自分が作りたいゲストハウスについて書くと豪語したのですが、予定を変更いたしまして、ぼくがゲストハウスの修行に一か月間行ってみて、「今」思う3つのことについて書いていきます。書きたいことはたくさんあるのですが、今回は3つに絞ります。

 

 では、早速。

 

 

ぼくがゲストハウスの修行に一か月間行ってみて、「今」思う3つのこと

 

 

 

①結局は人

②「良いもの」をつくるだけでは、続かない

③ゲストハウスは自分にとってやりがいしかない

 

 

です。

 

一個ずつ詳しく書いていきますね。

 

 

 

①結局は人   

 

 

 

一か月の修業期間中仕事休みを数日頂き、それを利用して九州周辺のゲストハウスに泊まる機会が結構ありました。

 

様々なゲストハウスに泊まってきて比較した結果、決定的に思ったことがこちら。

 

 

「いくら、きれいな施設・デザイン・内装の店でも、中で働いている人がクソだったらクソ。不愉快な気持ちになる。二度と行かない。」

 

逆に

「いくら、ボロ家でも、働いている人が最高のもてなしてくれたら、一生の思い出になるし、記憶に強く残る。もう一度その人に会いに行きたくなる。」

 

 

多少、言葉が汚いですが、ここ最近ある人の影響を受けた結果ですのでご了承ください。笑

 

 

 

皆さんも、このような経験があるのではないでしょうか。

 

 

 

旅行先で楽しみにしていたレストランでの料理がいくら美味しくても、店員の態度が悪いせいで、不快な気分になり、せっかくの料理と旅行が台無しになったりとか。

 

 

つまり、おいしい料理、きれいな施設、居心地のいい空間を生かすも殺すも、その中で働いている「人」次第です。同時に「こいつにまた会いに来たい」っていう人間に自分自身なりたいと、今思ってます。

 

 

ちなみに、ヨイショする訳ではないですが、TangaTableのスタッフたちは気さくで本当に親切です。ゲストとの距離感がとても近いです。機会があれば皆さんも、一度行ってみてください。

 

 

 

②「良いもの」をつくるだけでは、続かない

 

 

ぼくは、修行前、「良いものさえ作っていれば自ずと売れるし、稼げる。」

と単純に思っていました。

 

しかし、一か月間、番頭である西方さんから「金」「数字」(キャッシュフロー、客単価、稼働率等)について、数多く触れる機会を頂いたことで、考えが変わりました。

 

 

良いものを作る以外に大切だと思ったことは

 

・売上だけで考えず、利益で考える

・「誰」を究極に明確化し、アプローチする

 

の二つです。

 

 

・売上だけで考えず、利益で考える  については

 

月の売り上げがいくら右肩上がりでもそれ以上の支出があったら元も子もないです(月1000万売り上げても、1500万円月で使ったら500万の赤字。逆に月の売り上げ100万でも、支出が50万なら、50万の黒字)。赤字が続けば当然、続きません。

 

売り上げを出すことだけを考えずに、支出も含めた全体としての利益を考えなければいけません(当たり前のことをいっていることは十分承知です)。

 

 

 

・「誰」を究極に明確化し、アプローチする  については

 

まず、いくら良い施設、サービス、料理等「良いもの」をつくったとしても、それを「知ってもらわないと」意味がないと思うんです。

 

百獣の王、武井壮さんが言ってました。

 

ものや人の価値とは「人が求めている数」であると。

 

例えば世界で最も希少なダイヤモンドが誰にも知られず世界のどこかに眠っているよりも、希少性は低くても100人が求めている石ころの方が、自分は価値があると思います。

 

 

たくさんの人に知ってもらうからこそ、来てもらえる可能性が生まれます。

 まずは、知ってもらうことが第一。

 

しかし、「たくさんの人に知ってもらう」だけでは弱いです。特に、「誰」に知ってほしいかか、来てほしいかを、究極に具体的に考える必要があります。

 

例えば

市の観光客は

・何人いるのか

・どこからきているのか

・どういう交通手段で来ているのか

・どのルートを通っているのか

・何を目的に来ているのか

・どの情報(サイトなど)をみて来ているのか

・何人で来ているのか

・どこに泊まっているのか、そもそも泊まっているのか、日帰りなのか

・何泊しているのか

・いくらお金を落としているのか

 

 

を調べて、

 

実際にデータとして数字におこして「誰」を究極に明確化していくことが、事業計画であり、その人に向けてアプローチしていくことが、営業であり戦略であること

 

を学びました。

 

 

ちなみにTangaTableでは、ゲストの半数以上が韓国人なので、韓国人が数多く使っている予約サイトに入念な情報を掲載したり、韓国―北九州の格安航空便に目をつけ、機内誌に載せたりと「誰」を明確に位置付けてアプローチしていました。

 

 

 

 

 

良いものをつくることは、もちろん大切です。

 

しかし、それと同時に、利益を出して長く続けることを考えながら、「誰」に来てほしいのかを究極に考え、その人に向けてアプローチを徹底する事が大切だということを学びました。

 

 

 
③ゲストハウスは自分にとってやりがいしかない

 

以前のブログで、「どうして自分はゲストハウスをやりたいのか」について書きました。そこでは、「直観」と書きましたが、(詳しくは前回のブログをご覧ください)

 

sakaki46.hatenablog.com

 

 

ここ数日、その直感や、自分が好きなことが具体化してきました。

 

 

 

それは、

 

 

 

 

 

ぼくは、「人との出会い」が好きだという事です。

 

 

 

 

 

 

ここ一か月、国内外のたくさんのゲストと出会い、話をしてきました。そのほとんどが外国人で、ぼくの拙いジャパニーズイングリッシュがさく裂したこと置いといて、世界には本当に色んな人間がいるなと思いました。また、話す言葉や文化や肌の色が違くても、人間であることは一緒で、突き詰めると皆同じだなと考えるようになりました。

 

 

 

コミュニケーションをとる中で、彼らが今までどんな考え方をしながら、どういう経験をして生きてきたのかを知ることだったり、言葉が通じなくても伝わる優しさや思いやりを感じることができたりしたときが最高に楽しいです。

 

 

 

その経験ができる一つの方法がゲストハウスで、様々な人間と出会えるゲストハウスは自分にとってやりがいしかないです。だからやりたいんだなと、思いました。

 

 

ちなみに、ゲストハウスは良くも悪くも地味で細かい仕事もあります(掃除や事務作業や予約管理など)。でも、それもひっくるめてやりがいしかないです。

 

 

 

 

 

 

ずらずら書いてきましたが、

①結局は人

②「良いもの」をつくるだけでは、続かない

③ゲストハウスは自分にとってやりがいしかない

 

と、今考える事ができていることが一か月間の収穫、成果であり、今の自分の価値です。

 

 

 

 

最後に、自分ひとりの力ではこんな経験をすることができませんでした。

まさか、青森の家を引き払って一か月間、約1600km離れた北九州市のゲストハウスで勉強させてもらえるとは思いませんでした。

 

本当に来てよかったです。感謝しかないです。

 

 

協力、応援して下さった全ての方、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

これからは、もうやるだけです。

夢物語で終わらせることなく、実現していきます。

 

 

 

そのために、「金」と「数字」から逃げずに向き合っていきます。

 

みなさん、これからもどうかあたたかく見守って下さい。

 

 

どうかよろしくお願いします!

 

 

 

 

追記:

修行が終わってから、少し時間があるので九州をヒッチハイク旅しています。

今は熊本の天草にいます。

 

 

日本には、あたたかい人間がたくさんいますね。助けられてばっかりです。

今日はこれから、長崎を目指します!

 

 

ではまた!